大きな不安が、小さな改善の邪魔をする
1,不安という邪魔を隣に避けておこう
人生で、何度となく「今回こそ改善しよう」そう決意して取り組むことがある。でも取り組み始めるとむくむくと湧いてくるのが「漠然とした不安」というやつ。
1歩進んだところで、ゴールまで長い道のりだからなあ…
1ページやってもまだ1000ページ以上ある
これをやって本当に意味があるのか
そんなことをモンモンと考えるほど、手が止まる。足が固くなる。進まなくなる。ヤらなくなる。どうせという気持ちになる。全てがマイナス思考になる。
こうして、多くの人が目標や改善のきっかけを早期に離脱し、諦めてしまうのです。
でも、安心してください。それは普通の反応。誰もが直面する気持ちであり、感情です。ではどうやってうまく言っている人はやっているのか。それは「大きな漠然とした不安」をちょっととなりに置いておく、ということなのです。
2,変わらない大きな課題より、変えられる小さな一歩
大きな不安や漠然としたもやもやがあるのは事実です。それは感情として受け止めていい。ただ、支配される必要はありません。それを受け止めたままにしておくと、全てが止まってしまうからです。
大きな不安がやってきたときは、「それはちょっと横に置いといて」というフレーズを思い浮かべることを脊髄反射のようにクセにすればいいでしょう。
横に置きながら、その不安と直接向き合わず、目の前のことをやる。やってしまえば小さな一歩でも一歩前進です。そうやって繰り返された全ての積み重ねが、大きな成果になるのですから。

大きな建物だって、ひとりひとりの力の積み重ね
時間というのは酷なものです。それが何ヶ月、何年、何十年とかかるものであるほど、今日、今という時間との差の大きさに幻滅してしまうもの。
ああいやだ。こんなんじゃ終わらない。どうせ無理だ。
そうつぶやいてしまう感情も、あなたの中にあってよい。むしろある方が当然。だってそれは「大きな山だ」と認識しているからこそ、
大変そうだ
時間がかかりそうだ
困難が待っていそうだ
と認識しているのですから。不安とは向き合った人でしか湧いてこないのです。向き合うからこそ生まれてくる感情に飲み込まれることなく、「ちょっと隣においておく」。
それが今、目の前のちょっとした時間を集中するためのきっかけであり、スタートライン。もやもやしはじめたら、まずは負の感情に支配されないようにしましょう。
3,本当に大きな課題は乗り越えられる?
今日のお昼ごはん何食べよう。はすぐ行動し、すぐ結果がでるものだから、誰でも困難なく取り組むことができる。でも、「あと3kg痩せる」という目標だと、今日の昼はなかなか決められないかもしれません。
小さな行動も、大きな課題が結びつくと、これまで簡単であったことも、なかなか動けくなる。なんということか。難しいものですね。
でも大丈夫。ちょっと隣に置いておくことで、検討する課題、比較すべき条件を限定したり、場合によっては自分ではなく「他人」のサポートやフォロー、ルールを決めてしまって自動的に決めるなど、やり方は様々。具体的にどうするかはこれから紐解いていくとして、自分にあった「迷わない決め方」をマイルールにしておくことも、不安で時間が止まってしまうことを回避するためにも有効な手段。
あのアップルを創業したスティーブジョブスだって、毎日の服装に悩んで時間を浪費しないように同じ黒色、同じ服を何着ももって、余計な判断に時間を費やさないようにしてたとか。そういうマイルールが、日々のストレスや不安を解消するために、大切なことかもしれませんね。
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